
高梨です。先月から、このサイトでご案内している宿泊施設向けランドリー事業wash+ Comfortで、これまでにどのくらいの量の水を節水できているか、公開をはじめました(→累積節水量ページ)。同時に導入いただいているホテルさまに、「節水報告書」の送付を開始しています。
「東京ドーム何杯分?」
よく、量を表す尺度に「東京ドーム」が使われますが、あれ、わかりやすいと思います?
そもそも、東京ドームの大きさが直観的にわかる人は多くないでしょう。ただ、「あれだけでっかいもので量れるほどすごいんだぞ!」という意味なのでしょうね。
宿泊施設向けランドリー事業wash+ Comfortが立ち上がったのが2021年11月。ちょうど丸4年の2025年10月末までの推定累計節水量は、2,636万リットルになりました。
この数字を東京ドーム(12億4千万リットル)に換算すると…いや1杯にも満たないうちは、計算しても仕方ない。厚生労働省が推奨している水の摂取量1日1人2.5リットルに換算すると1,005万人分。千葉+茨木+栃木の県民全員にいきわたる量になります。学校のプールだと約11杯分、また米作りに必要な水に換算すると、お米が約8700㎏、146俵収穫できることになります。
1日1人あたりの飲用水分必要量に換算すると

10,0545,724人分
1人1日必要量2.5リットル
※厚生労働省推奨値

千葉県・茨城県・栃木県全域の
住民全員(1,106万人)分の
飲み水に匹敵します。
※宿泊施設ランドリーのみの数値です。
コインランドリーは含まれません。

「節水報告書」での共有
wash+ Comfortは、高いデザイン性や利便性に加え、環境負荷の軽減や節水にも役立つランドリーです。99%が水のアルカリイオン電解水で洗うため、すすぎ回数が少ないこと、又ドラム式なので従来の縦型洗濯機より水を必要としないことから、1回あたり約34リットルの節水になります。
しかし、この事業全体やwash+ Comfortを選択してくださった宿泊施設単位では、どのくらいの節水になっているのか、それを「見える化」したいとかねてから思ってきました。
wash+ Comfortでは、スマートランドリーシステムにより、稼働データをクラウドに集積しており、各ホテルのランドリー管理に役立てていただいています。「そこから節水量を計測することができるはず」とシステム改良を行い、今回の累積節水量の公開が実現。同時に各ホテルさまごとに、節水報告書を作成し、順次お送りしています。
すでに、お届けしたホテルさまからは、SDGsの取り組みとして、ランドリールームに掲示したいとか、広報に活用するなどの、うれしいお声をいただき、嬉しく思っています。

水資源を守る”せんたく”
ランドリーにwash+ Comfortを選ぶことは、大切な水資源を守る選択です。
導入施設がひとつ増えるたび、お客さまがその施設の洗濯機をご利用になるたび、節水量は目に見えない器を満たしていきます。それはいずれ、東京ドーム何杯分にもなり、海や陸の豊かさにつながる資源になっていくと信じています。
